川下公園散策
6月の行事は天気の良い日に合わせ、川下公園の散策に出かけてきました。
今年は桜の開花が早かったこともあり、ライラックも早めに見頃を迎えていましたが、園内では草花の鑑賞やリラックスプラザでの飲食など、気持ちの良い穏やかな時間を過ごすことができました。
外出して外の空気に触れることは気分のリフレッシュ効果もありますよね!
夏風邪とは夏に引く風邪のこと…そんな風に簡単に思っている方が多いのではないでしょうか。
ところが夏風邪の原因となるウイルスは、冬に多いタイプとは全く異なり症状にも大きな違いがあります。それを知らず冬の風邪と同じ対処をしていると、こじらせて悪化させてしまったり、別の病気を引き起こす事もあるので注意が必要です。では夏風邪の原因ウイルスにはどのような特徴があるのでしょうか。
一般に風邪のウイルスは低温で乾燥した環境を好みます。(冬の風邪の原因コロナウイルスやインフルエンザ等)それに対し一部のウイルスは高温多湿の環境を好み、夏に活動的になります。その代表がエンテロウイルスやアデノウイルスです(エンテロ→腸・アデノ→喉)発熱に加えて腹痛や下痢、喉の痛み等が特徴的な症状です。
夏風邪というと、つい軽い風邪と考えがちですが、症状が長引きやすいので油断できません。対処法や予防法をしっかり知っておき、こじらせないようにしましょう。
※夏風邪と思ったら…
発熱があると市販薬の解熱剤・鎮痛剤や風邪薬を使う人が多いかもしれません。でも腹痛や下痢がある場合、市販薬には胃腸障害や便秘を起しやすいのもあるので気をつける必要があります(特に下痢はウイルスを排泄する為の症状でもあるため)。腹痛や下痢が続くときには早めに受診して適切な薬を処方してもらう事が大切です。下痢を起こすと脱水症状にもなりやすいので水分は多めに摂りましょう。特に高齢の方は発熱でだるいと脱水症状に気づきにくいので定期的(1時間に一回程度)な水分補給を忘れずに行いましょう。食事は揚げ物や炒め物は控え、お粥や野菜スープなど胃腸にやさしく、喉の通りやすいものを摂るようにしましょう。
喉の痛みには軽いうちには「濡れマスク」も効果的。
※喉は乾燥すると免疫力が低下しウイルスが繁殖しやすくなるからです。
マスクは早めに交換し常に清潔なものを使用しましょう。夏風邪の場合少し高めの熱(38〜40℃)が2〜3日続くことがよくあります。そんな時布団を被って無理に汗をかいて治そうとする人がいますが夏季には体力を消耗しやすいので要注意です。水分を十分に摂ってぐっすり眠り体力回復に心がけましょう。
食事編
5月号の『フレイル』の記事で、フレイルの予防・改善策の一つとして、『栄養状態を良くすること』を挙げました。そこで今月は、筋肉のもとになるたんぱく質、筋肉や骨を作るのに重要なビタミンDを多く含む献立をご紹介します。
鮭ときのこと枝豆の炊き込みご飯
<材料 : 2合分>
・米…2合 ・しょうゆ・・・大さじ1.5
・みりん、酒・・・各大さじ1
・甘塩鮭・・・1切れ(小さめなら2切れ)
・酒・・・適量
・きのこ・・・1パック分
(しめじ・舞茸・エリンギなどお好みで)
・枝豆(むき身)・・・30g
<作り方>
1. 米はといで水を切り、炊飯器に入れて調味料を加えてから2合の目盛りになるように水を注ぎ軽く混ぜて30分置く。
2. 鮭は酒をふりかけ5分程置き、ペーパーで水気を拭き取る。
※さっと熱湯にくぐらすか、一度焼いてから炊くと臭みもなくなりさらに美味しく仕上がる。
3. 2の鮭、食べやすい大きさに切ったきのこを加えて炊く。
4. 炊き上がったら鮭を取り出して骨を外して身をほぐす。
5. 鮭とゆでてサヤから外した枝豆を加えて混ぜ合わせる。
豚しゃぶと夏野菜のゴマサラダ
<材料 : 2〜3人分>
・豚肉(しゃぶしゃぶ用)・・・150g
・片栗粉・・・適量
・絹ごし豆腐・・・1/2丁
(お好みの夏野菜)
・ゴーヤ・・・1/2本
・レタス・・・5枚 ・トマト・・・1/2
・市販のゴマドレッシング・・・適量
・豆板醤・・・少々
<作り方>
1. 豚肉は一口大に切りうすく片栗粉をまぶしてゆで、ザルにあけて冷ます(ゆですぎると固くなるので注意)。
2. 豆腐は軽く水切りし食べやすい大きさに切る。
3. ゴーヤは薄切りにして塩(分量外)をもむようにまぶして 10分程置いてからさっとゆでる。冷水に放ち粗熱を取ってからザルにあけ水気を切る。
4. レタスは手でちぎり、トマトも食べやすい大きさに切る。
5. 1〜4を盛り付け、豆板醤入りゴマドレッシングをかける。
フレイル予防の献立を実際に作ってみました。
炊き込みご飯は、あっさりしたご飯に鮭の塩味が効いていておいしく、具材による食感の違いも楽しめます♪
ゴマサラダは豚肉のつるっとした食感が良いです!
どちらも身近な食材で作れる上に、調理の手間もそれほどかかりません。
ぜひお試しください。
(編集委員)
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