ゲーム大会
4月の行事はゲーム大会を実施致しました。
ゲーム内容は
「枯れ木に花を咲かせましょう」
「お弁当の中身はなぁにかな?」
「みなさんお絵かきですよ」
と題した3つのゲームを行いました。
お花見のこの時期にぴったりの季節感をあしらったゲームで、大盛り上がりでした。
枯れた木に花を投げて貼りつけて咲かせる。
お弁当の具をチームプレイで列の端まで送って盛り付ける。
お花見気分を味わった後は、某テレビ局の「奥さんお絵かきですよ」をなぞらったゲームを行い、体を動かして頭も使ってたくさん笑って…とても楽しい時間になりました。
チーム別に優勝・準優勝があり景品のジュースも皆で美味しくいただきました♪
老年に伴う心の変化を知能、人格、心理的側面からみると、以下のようにまとめられます。
(1)知能
かつては年をとると知能が衰えると考えられていました。しかし現在では、知能は20代以降も発達し続け、少なくとも80歳位までは社会生活に必要、かつ充分な機能が維持出来る事が証明されています。
高齢者で特に問題になるのは記名力の低下です。記名力の低下は聞いた事をすぐ忘れる、同じ事を何度も聞くなどの症状により気づきます。それに比べて、古い記憶は高齢になっても比較的よく保たれていますが、それも徐々に不正確になり、思い出せないことが多くなってきます。したがって社会生活に支障をきたすほどの記憶力の衰えが認められた時には、老年期認知症などの疾患が疑われます。
(2)人格、心理的側面
昔から高齢者の性格の特徴として、頑固、利己的、愚痴っぽい、疑い深い、イライラしがちであるなどがあげられています。しかし、従来言われてきた頑固さは認知症による事が多く、また抑うつ傾向はうつ病によるものと考えられており、このような病的状態でみられる特徴と、正常な高齢者の人格の変化が混同されている場合が多くあります。
人の人格は成人期〜老年期を通じて比較的安定していて、青年期までにつくり上げられた人格の基本的な部分は変わらず、加齢的変化よりも世代の違いや性差の影響の方が大きいといわれています。
60歳以上の人で多く認められる性格としては、保守性、あきらめ、義理堅さ、依存的などで、従来多いとされていた嫉妬、不満、猜疑心等は多くなかったとの調査結果があります。ただし、75歳以上の高齢者では活動性の減退、身体的不自由に関する不安、不満,短気などの訴えが多いようです。
人は誰でも年をとります。
人生経験豊富な入所者様とのふれあいを通して多くの事柄を学んで参りたいと存じます。
5月に入り、木々の緑が鮮やかに色づき、様々なお花も目に映るすがすがしい時期となりました。このような時期から始めるのに丁度よい園芸療法について触れたいと思います。
●園芸療法とは
「植物、あるいは植物に関連する諸々の活動(園芸、ガーデニング等)を通して、身体、心、精神の向上を促し、かつ鍛える療法」のこと
●身体面への効果
園芸活動は筋肉を使い、汗を流すことによって心地よい疲労感と爽快感をもたらします。たとえば畑の草取りは中程度の速さで行う散歩や自転車乗りと同じ位のエネルギーを消費するといわれています。室内で握力強化棒を握り進まない自転車こぎをするよりも、すがすがしい大自然の中で花や実をつけた植物を頭に描きながら苗を移植し、選定ハサミを使い、雑草を抜く方がどれ程気持ちよく、手足の機能回復や強化が図れることでしょうか。
●精神に対する効果
花や緑などの植物は情緒を安定させ、穏やかにする効果をもっています。室内でも、一輪の花があると、部屋の雰囲気はまろやかになります。このように植物があると恐れや怒りが和らぎ、疲労も取れやすくなるのです。又、園芸をしているとモヤモヤが晴れ、ストレスが解消することは多くの人が経験するところです。
●育てることを学ぶ
植物といえど相手は生き物であり、育てていく内に途中で枯れてしまったり、かと思うと次の日には開花(復活)していたりと一気一憂してしまいます。その場その場でもう少し水が少ない方がいいのだろうか?肥料を足した方がいいのだろうか?と処理を色々考えます。それに答えて植物が元気に成長すれば、世話をした甲斐があったと喜べるのです。これらの行動は、子供を育てることに似ている気がします。
今後外出行事が増え、花や緑に触れる機会が増えます。最近では室内でのプランター作業やフラワーアレンジメント等作業の種類も増えており、楽しめる機会が多いのではないでしょうか。ご家族でと野菜や果物の収穫を共に行い、昔話を聞いてみたりと交流を深めてみるのもおもしろいかも知れません。
本年度より、ぼだい樹通信を担当させていただくことになりました。
皆様に興味を持っていただける様な内容をお届けできる様、努めていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
(編集委員)
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