夏祭り
8月7日(木)、恒例の夏祭りの開催は“社会医療法人共栄会“全体での開催となり、
トロイカ病院正面玄関前での開催となりました。
焼きそば・焼き鳥・フランクフルト・おでん・コロッケなどの腹持ちの良さそうなものから、クラッシュゼリーなどのデザート感覚の露店などが立ち並び、どれを食べようか迷ってしまいそうでした。
アトラクションとして会場中央での太鼓演奏に合わせた盆踊りや、射的・くじ引き・ヨーヨー釣りなどの定番のお祭りならではの露店も並び、時間内で全て満喫しようと思うと忙しく感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ぼだい樹内もくつろいでいただけるスペースとしてお祭りの装飾を施しました。
お祭りの装飾で雰囲気も満点の中、涼しい風鈴の音色や「懐かしの昭和」と銘打った昔の札幌の写真・往年のスターの写真などのパネル展も実施し、好評をいただき嬉しく思っております。
今年も参加してくださった沢山のご家族の皆さま、本当にありがとうございました。
また来年の夏祭りもお楽しみに!
スイカ割り
8月21日・29日には中庭でスイカ割りを行いました!
「初めてスイカ割りを見たよ」という入所者様もたくさんおられ、とても楽しんでいただくことができました。
皆さんでたくさん声を出して、たくさん笑って、昼食ではスイカを食べて…。
両日天気も良く、素敵な夏の思い出ができたのではないでしょうか♪
高次脳機能障害とは、交通事故などの外傷や脳卒中などによって脳が損傷した結果生じる記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害等の神経心理学的症状をいいます。これらの症状に付随して半身の運動麻痺や起立、歩行の不安定などの症状が伴うこともあります。また、注意力や人づきあいの能力といったものに支障が生じ、社会生活上の困難が生じるケースや自覚しにくいケースもあります。今回はいくつかの障害について詳しくご紹介したいと思います。
<記憶障害>
事故や病気の前に経験したことが思い出せなくなったり、新しい経験や情報を覚えられなくなった状態をいいます。例えば今日の日付がわからない、自分のいる場所がわからない、物の置き場所を忘れてしまったり新しい出来事が覚えられない、何度も同じことを繰り返し質問するなどが挙げられます。
<注意障害>
周囲からの刺激に対し必要なものに意識を向けたり、重要なものに意識を集中させたりすることが上手く出来なくなった状態をいいます。例えば気が散りやすい、長時間一つのことに集中できない、一度に二つ以上のことをしようとして混乱する、周囲の状況を判断せずに行動を起こそうとするなどが挙げられます。
<遂行機能障害>
論理的に考え計画し問題を解決して行動ができない、また自分のした行動を評価したり分析したりすることができない状態をいいます。例えば自分で計画を立てられない、物事の優先順位をつけられない、いきあたりばったりの行動をする、間違いを次に生かせないなどが挙げられます。
<社会的行動障害>
行動や感情を場面や状況に合わせて、適切にコントロールが出来なくなった状態をいいます。例えばすぐ怒ったり、笑ったり、感情のコントロールが出来ない、態度や行動が子供っぽくなる、場違いな行動や発言をしてしまう、じっとしていられないなどが挙げられます。
<その他の症状>
◎自己意識の低下:自分が障害を持っていることに対する認識が出来ない、上手くいかないのは相手のせいだと考えているなどです。
◎失行症:道具が上手く使えない、日常の動作がぎこちなくなる、普段している動作であっても指示されるとできなくなるなどです。
◎失認症:物の形や色、触っている物が何かわからない、人の顔が判別出来ないなどです。
◎失語症:自分の話したいことを上手く言葉に出来ない、滑らかに話せない、相手の話が理解出来ないなどです。
一般に50歳を超えると転びやすくなる人が少しずつ増えるといわれています。
転倒は脚力やバランス能力の衰えなど、体の変化を知らせるサインであり、『生活環境』と『自分の体』の両方を転びにくい状態に整えることが、転倒予防につながります。
@生活環境
転びやすい所=「ぬ・か・づけ」
●「ぬ」=濡れた所:濡れていれば滑りやすい
●「か」=階段と段差:下りるときに足を踏み外すことが多いが、上がるときにつま先が十分に上がらずにつまずく場合もある
●「づけ」=片付けていない所:床に置いてあるものに足が引っかかったり、歩幅が狭くなっているところを通る際にバランスを崩す等
※家の中での転倒事故は意外に多く、床の上の物を片付けるだけでも転倒予防対策になります。
A自分の体
転びにくい体をつくるには、毎日の生活の中でこまめに体を動かし、無理のない運動を続けることが大切です。家の中でもできる簡単な体操の一例をご紹介します。
☆つま先立ち
流し台や食卓テーブルなど安定したものにつかまって立ち、両方の踵を上げ、ゆっくり下ろします。踵を上げすぎると、かえって転びやすくなったり、いわゆる「こむらがえり」がおきることがあるので注意しましょう。10〜20回程度(無理のない範囲で)。
☆もも上げ
椅子の背もたれに背中をつけて座り、手で座面の端をつかみます。片方の踵を10〜20p持ち上げ、数秒間止めた後、ゆっくり下ろします。左右各10回程度。足を持ち上げる時に上半身が前かがみにならないように気をつけましょう。また足を高く上げすぎたり速く上げ下げすると、腰が痛くなることがあるので注意してください。
毎晩寝る前に全身ストレッチをして、疲労回復に努めています。
残暑バテにならないよう、
季節の変わり目を元気に乗り切りたいと思います。
(編集委員)
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