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ぼだい樹通信 【170号】


謹んで新春の御慶びを申し上げます
入所者様、ご家族の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
今年度は介護報酬の改定などがありましたが、ご家族様のご理解・ご協力を頂きまして当施設は平穏無事に16年目を迎えることが出来ました。
高齢化が急速に進む日本では今後、高齢者の介護事情はますます深刻になっていくことと思いますが、当施設職員一丸となりより良いサービスをご提供させていただき、さらに入所様が楽しく快適に暮らしていける魅力ある施設作りを目指して参ります。
皆様におかれましては、当施設の役割や機能をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
皆様のこの1年のご多幸を心から祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
ぼだい樹 施設長


土曜事務のお知らせ

1月 5日 お  休  み
1月12日 2F 支援相談員 1名
1月19日 1F 支援相談員 1名
1月26日 介護支援専門員 1名
2月 2日 お  休  み
2月 9日 2F 支援相談員 1名
2月16日 1F 支援相談員 1名
2月23日 介護支援専門員 1名

◎都合により出勤日、担当者が変更になる場合がございますので、ご了承ください。

2月行事

癒し月間

2月行事は癒し月間です。
日頃の疲れを癒して、心も体もリフレッシュしましょう!

日程・内容
○2月12日(火):入浴剤入り入浴(2階)
○2月13日(水):入浴剤入り入浴(1階)
○2月20日(水):リラックスサロン(2階)
○2月21日(木):リラックスサロン(1階)
○2月27日(水):リラックスサロン(1・2階合同)

サロンメニュー
ハンドマッサージ
ネイルケア(希望者)
顔そり
アロマ
ハーブティー
癒しの音楽

行事ご報告 癒し月間

餅つき

昨年最後の行事として各階にて餅つき行事を実施しました。

職員に引き続き入所者様・ご家族様にも餅つきをして頂き、大変盛り上がりました。
トロイカ保育園の園児にも参加してもらい、一生懸命餅をつく姿を見ることで、微笑ましい時間ともなりました。また、女性の入所者様には餅を丸める作業を手伝って頂きました。餅つき終了後は、自分達で作ったお餅をおやつとして食べて頂きました。たくさんおかわりしている方もいて、満足して頂くことが出来たのではないでしょうか。

今年も食べ物行事を含めて、色々な行事を提供していきます。

ご家族様参加の行事もありますので、お時間のある方は是非ご参加をお待ちしております!!


食べる機能

〜姿勢編〜

食事をとるときの姿勢を気にされたことはありますか?
病気や円背などにより姿勢が悪くなると、安全に食事をとることが出来ないことがあります。入所者様の食事の姿勢を気にされ心配されているご家族様もいらっしゃると思います。そこで今回は、具体的にどんなところに気をつけてあげるべきか見ていきましょう。

姿勢のチェックポイントは、
「体の傾き加減」
「テーブルの高さ」
「首の傾き加減」
「テーブルとの距離」
「股関節との角度」
「足の裏が床についているか」
です。

正しい姿勢は、
額を引き背中をまっすぐにのばした状態でかかとが床につく高さのイスに座るのが理想です。
椅子の横幅は体が収まる程度のもの大きすぎないそして、小さすぎない物にします。車椅子の場合、麻痺の手が、下にだらりと落ちていないかも見てあげてください。
テーブルの高さはへその辺りとし、おなかとの距離は握り拳一つ分ほどがよいとされます。車椅子の場合、フットサポートを外し、足を床につけましょう。
お尻が前へずりだしているときには腰を深く入れるように座りなおします。
テーブルは肘を曲げた時の高さがよいとされます。

悪い姿勢の例
〜首はうなずくことが出来る程度の状態にすることが基本です。

@首が前に倒れ過ぎている 姿勢が悪く首が前に倒れ過ぎてしまうと、食事のときに顎が前に出てしまいます。
この状態では食事を飲み込もうとすると苦しくなってしまします。また肩が前に出て首が曲がった状態(猫背)では、呼吸も苦しくなってしまいます。

A椅子に浅く腰かけすぎ寝そべった状態になっている
この状態でも顎が後ろに引かれすぎるため、喉が狭くなり飲み込みにくく、呼吸も苦しくなります。また、膝の下が不安定なため、おなかや腰に負担がかかります。そしてずり落ちの原因にもなり大変危険な状態といえます。

正しい姿勢で座るということは体の筋力のバランスがとれているということです。
病気のためにバランスがとれず体が常に傾いてしまうということもあります。そういったときは、タオルなどを当てて傾きを補正してあげることも安全に食事をとるために必要になってくるのです。


なぜ同じこと繰り返して言うのでしょうか?

認知症の方を介護している中で繰り返し同じことを言われ、困ることはないでしょうか?
そして、そんな時どうしたらいいのか、考えてみたいと思います。

なぜ?
言った先から忘れてしまうからなのです
認知症の初期から現れる症状で、今さっき答えたばかりなのに、「食事はまだか」「今度いつ来るのか」等と同じことを繰り返し言うことが多くなります。昔のことならいざ知らず、さっき言ったばかりなのにと思いますが、昔のこと(長期記憶)は比較的覚えているのに、5分前のことの記憶(短期記憶)の方が失われやすいといわれています。ご本人には何度も同じことを聞いているという自覚はなく、常に初めてのつもりで聞いているのです。
本人にとっては心配で気になってしょうがないわけですから、何度も同じことを聞いてくるのです。

こんなことを言っていませんか、やっていませんか?
「さっき話したばかりでしょ」
「何度も同じこと言わないで」
何度も同じことを聞かれるのは、たまったものではありませんが、実際に記憶に残っていないわけですから、同じことを聞いたり言ったりしてしまうのです。

「さっき話したばかりでしょ」と文句を言っても、本人には自覚がないわけですから、相手を不愉快にさせることになります。また、無視したり、うるさいと言ったりすると、認知症の人は敏感に感じとって、介護者が「怖い人」に思えてしまいます。

どうしたらいいの?
うまく関心をそらしたりしましょう
何度も同じことを聞かれれば、うるさく感じてしまいますが、本人が気になっていることなのだと受け止めて、安心できるように根気よく話してあげましょう。

ほかのことに関心を向けるようにしたり、話題を広げてあげたりするのもよい方法です。忙しいときは「ちょっと待ってね」と言うことも必要です。


【編集後記】

これから大寒に入り、ますます寒くなります。

温泉や鍋など心身ともに「ほっこり」できるもので

寒さを乗り切りたいと思います。

(編集委員)


社会医療法人共栄会
WEBサイト札幌トロイカ病院

https://www.kyoueikai.or.jp/



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