【日時】5月11日(月) 〜5月15日(金) 予定
AM9:30-PM15:30 予定
段々と温かくなり北海道の桜の開花はまだですが道外ではすでにきれいに咲いているようです。
今年最初の外出行事は『お花見ドライブ』を予定しています。平岡樹芸センターできれいなお花を見に行ってくる予定です。バスの定員や同行職員の関係上、人数は限らせていただくのでご了承ください。
なお、外出行事へ行く際はおやつ嗜好品代としてお小遣いを1,000円程度持参します。
外出行事につきましては 気候等によって日程・時間が変わる他、参加予定の入所者様も変更となる場合がございます。 つきましては事前にご家族様への予告なく外出することがございますので予めご理解ください。 |
3月行事は『寿司の日』でしたが、
今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のためご家族様の参加を中止とさせていただいた他、お寿司を握っていただく予定だった業者の方々も呼ばず規模を縮小し『生ちらし寿司の日』として1階・2階フロア共に3月11日(水)に実施しました。
数名の方にカラオケを披露していただいたり、全員で春の歌を歌ったりし穏やかな時間を過ごしてからのお食事でした。ちらし寿司は好評で、多くの方に喜んでいただくことができました。
★★行事写真『価格改定』のお知らせ★★ いつも行事写真をご購入いただきありがとうございます。 昨今の消費増税の影響などにより令和2年4月1日より1枚30円から1枚50円に価格改定を致します。 何卒ご理解の程、よろしくお願い致します。 |
食事動作は以下のように行われています。
|@ 食事の時間であること、目の前のものが食べ物であることを認識し、何をどのくらいの量で、どのように食べたらいいかを考えてスプーンですくい口に運ぶ
|A 食べやすい大きさに噛み切り、歯上で砕きすりつぶし、唾液と混ぜ合わせて一度に飲み込みやすい形状にする
|B Aを、舌を使って口の中から咽頭に送り込む
|C Bを咽頭から食道へと送り込む(嚥下)
|D Cを胃へ移送する
今回はC、Dの観察点です。これらは自分ではコントロールできない過程です。
Cの観察点
Cは嚥下(飲み込み)です。食道以外の抜け道を閉じて食塊を食道方向へ移送します。口、咽頭、鼻腔など、あらゆる気管が0.8秒という時間の中で絶妙なタイミングで閉じたり開いたりします。この中の一つでも動きが狂うと気道と食道の分岐点に食べ物が引っかかったり、気管のほうに入ったりしてむせや誤嚥を引き起こすことになります。
この過程は、飲み込むときにゴクンと喉仏のあたりが動くのを確認する程度しか観察はできません。喉仏がしっかり上がっているかをまずは確認します。その動きがスムーズに行われているのか、それとも飲み込もうと首を上下に振って勢いをつけて飲み込もうとしているのか、なかなか飲みこめずに疲労が見られていないかを見ます。また、ムセの状況や鼻汁が出てきていないか、声がかすれていないか、疲れて食べる意欲がなくなっていないかなどにも注意を払います。
この段階は、食形態や介助の仕方に注意を要します。認知症状のため本人の理解を得られることが少なく、姿勢補正や一口量の調整、ペース配分などの工夫を凝らしても”これなら大丈夫”といえないことが多いのが少なくありません。安全においしく食べていただきたいと思ってもうまくいかずにムセてしまい、やむなく食事を中断する、あるいは中止することもあります。誤嚥性肺炎を繰り返し経口摂取が難しくなってしまうこともあります。
Dの観察点
Dでは狭窄と胃食道逆流が問題となることが多いと思います。
食事中に観察されるものではありませんが、胃食道逆流では胃酸が逆流することで胸やけの症状が出ることがあります。臥床時の逆流は、胃酸を含む食べ物が逆流し気道に入ることで誤嚥性肺炎が重症化しやすいと言われています。
アルツハイマー型認知症は、進行性の病気であるため、嚥下訓練は効果が得られにくいのが現状です。その為、支援や環境整備での対応を必要とすることが多くなります。嚥下機能を考慮しつつ、少しでも長く経口摂取を続けていただけるよう支援を行っていきます。
「もやし」
市販されているもやしは賞味期限が3日ほどだと思いますが、その間に食べるのであれば袋のまま保存します。野菜室に入れたくなりますが、もやしの場合は野菜室では温度が高すぎて傷んでしまうのでチルド室に入れます。袋から出して使いかけの場合や3日を越えて保存したい場合は、袋から出して保存容器に入れ替えた後に被るぐらいの水を注ぎ、蓋をして冷蔵室かチルド室に入れましょう。1日おきに水を変えれば10日ほどは傷まずシャキシャキ感も残りますが、水に浸すことで栄養素が多少水に流れてしまいます。
冷凍保存の場合は袋のまま更に保存袋に入れて冷凍します。凍ってもバラバラしているので解凍せずに調理できて栄養素も変わりませんが、一度でも冷凍するとシャキシャキ感は無くなってしまいます。
「しいたけ」
石づきを付けたまま軸を上にしてキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて野菜室で保存します。冷凍の場合は石づきを落としてからカサと軸に分けるか、カサを薄切りにしてから保存袋に入れて冷凍します。
キノコ類は凍ったままでも包丁で切れますので前者のカサと軸に分けて丸ごと冷凍するのがおすすめですが、使用する時は冷凍のまま調理できますのですぐに使えるようにスライスして冷凍する方がお手軽に使えて良いかもしれません。
「トマト」
冷蔵の場合は一つずつラップかキッチンペーパーで包んでからまとめてポリ袋へ入れて、へたを下にして保存袋に入れます。冷やし過ぎると甘みが弱くなってしまうので、冷蔵室ではなく野菜室で保存しましょう。冷凍の場合は、へたを取らずに2〜3個ずつ冷凍用保存袋に入れて冷凍します。ラップに包まなくても皮が乾燥を防ぐので問題ありませんが、へたをくり抜いて冷凍するとそこから乾燥するのでその場合は1個ずつラップで包みましょう。
使用する際は凍ったまま加熱調理します。水につけると湯剥きのように皮がむけるので、皮をむいて凍ったまますりおろして使うことも出来ます。
きざんでから冷凍する場合は、冷凍用保存袋に入れて空気を抜いたら薄く平らに伸ばし、菜箸などで折り目を付けておくと、使う時に取り出しやすくて便利です。
今年の冬は雪も少なく暖冬で過ごし易かったですね。
すっかり春めいてきたのでどこか遠出したくなりますが、新型コロナウイルスが怖くてどこにも行けません。
早く終息するといいですね。
さて、私は今号をもちましてぼだい樹通信担当を交代する事となりました。2年間ありがとうございました。
(編集委員)
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