謹んで新春のお慶びを申し上げます。 |
入所者様、ご家族様、地域の皆様におかれましては、穏やかな新年を迎えられたことと思います。 旧年中はぼだい樹に対しまして、温かいご支援とご協力を賜り、無事新春を迎えることができましたことを心より御礼申し上げます。 |
さて、平成30年は医療・介護保険制度の改定と、医療福祉が大きく変わる年となりますが、ぼだい樹では今まで通り事業運営の改善に取り組み入所者様の生活を第一に、サービスの向上とより良い施設を目指し職員一同取り組んで参ります。また、介護職員の確保や人材の育成と様々な社会問題もありますが、ひとつひとつ乗り越え施設に課せられている地域貢献活動に積極的に参加して参りますので、本年もご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 |
末筆ながら、皆様のご多幸とご健康を祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。 |
介護老人保健施設ぼだい樹 施設長
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12月8日(金)・19日(火)と各フロアそれぞれで恒例の餅つきを行いました。
もち米の良い匂いに包まれ、賑やかでどこか昔懐かしい楽しい時間を過ごすことができました。
皆さんでついた餅はおやつで美味しくいただきました。
今年もまた一年、元気に過ごしていきましょう!
【高齢者の保湿】
@ 高齢者の皮膚と保湿の関係
皮膚表面にある角質層は70%以上を水分が占め、身体を乾燥から防いでいます。高齢者の皮膚では加齢に伴いそれらの機能が低下するため、常に乾燥した状態に傾いていることになります。したがって、不足しがちな角質層の保湿物質を補う必要があります。
A 保湿の方法
保湿は入浴後、皮膚がやや湿った状態で塗るのが効果的(15分以内)です。入浴後は皮膚がある程度柔らかくなり、保湿成分を含んだローションが浸透しやすくなります。また軟膏やクリームは油膜で皮膚を覆うので、保護する効果が高くなります。保湿剤の塗り方としては、
(1)入浴後など清潔にした手に保湿剤をとり、そのまま塗り広げるのではなく、何か所かに少しずつ点在させます
(2)手のひら全体で優しく広げて、できるだけ広範囲にのばして塗ります
(3)皮膚がややしっとりする程度に量を調整します
B 保湿の種類
保湿剤は、油性軟膏、乳剤性軟膏、水溶性軟膏の基剤と、下記表の保湿成分などの配合剤の組み合わせにより作られています。
(1)油性軟膏…皮膚表面に油膜を作り、皮膚に含まれている水分が蒸発しないように作用します。そのため、保湿にはやや時間がかかります。べたつくといった感触があり、不快感を生じさせることもありますが、皮膚を保護するには優れているといった利点があります
(2)水溶性軟膏…油のような性状を持っています。高い吸湿性を有し、水分を含むと柔らかくなるので、水で簡単に洗い落とせます
前回(11月号)・今回と2回にわたりスキンケアについての記事を書きましたが、私自身今まで充分なスキンケアができていなかったので、これを機にスキンケアに力を入れてみたいと思いました。
みなさんも是非試してみてくださいね。
ぼだい樹では入所されている方が「安心・安全・快適」な日々を送ることができるように様々な委員会が設置されています。今回は委員会の種類や主な活動内容をお伝えします。
@事故防止対策委員会
その名の通り事故を防止するためにはどうしたら良いかを検討する委員会です。発生した事故に対して原因を考え再発防止の対策を立てる際に確認や指導をしています。また、定期的に「危険予知トレーニング」や「緊急時の対処法」などの職員研修を開催しています。
A身体拘束検討委員会
基本的にベッドや椅子に縛りつけ、身体の自由を制限する行為は介護老人保健施設では禁止されているのに不思議だなと思うかもしれませんが、縛りつけるだけが身体拘束ではありません。言葉や環境により行動の自由を制限してはいないかなどを検討し職員研修を開催しています。ベッド柵やセンサーマットの必要性も定期的に見直ししています。
B感染対策委員会
感染症に対する予防対策や発生後のまん延予防の体制を整えるために設置しています。インフルエンザやノロウイルスなどの症状や対処法を現場の職員が理解し対応できるよう指導をしています。また、手洗いチェッカーを使用した手洗い研修などを開催し感染予防や職員自身が感染を広げる原因にならないよう意識を高めています。
C褥瘡予防対策委員会
褥瘡(床ずれ)の予防と褥瘡が発生した場合の対策を検討する委員会です。予防の対応は入所者様全員にチェックシートを用いて褥瘡の発生リスクのランク分けをして定期的な見直しを繰り返しています。褥瘡発生時の対応についても原因を考え対策を検討しています。職員研修では適切な体位変換や適切な座位補正などを職員同士で実践しています。
D業務改善委員会
業務の見直しを行い、改善することで業務を効率化し介護の質の向上を図ります。入所者様、家族様、職員アンケートを実施し問題点を改善していきます。フロア単位でも毎月カンファレンスを開催し問題点を抽出して検討しています。
E接遇向上委員会
サービスを提供するうえでの職員の笑顔・挨拶・身だしなみ・態度・言葉遣いで入所者様に満足していただけるよう委員会が設置されています。相談・要望・苦情に対し改善策と予防策を検討する。毎月「入所者様の言動を待ってから行動しましょう」などの目標を立て自己評価や他の職員に対する評価を行い意識の向上を図っています。
【最後に】
このように複数の委員会活動を通じ、もっと良い施設を目指していきます。
本年もご家族様のご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。
新年ということで「BMIの数値を下げる!」
という目標を立てたいと思います。
身長を伸ばそうか…体重を減らそうか…どっちが楽かな〜…。
(編集委員)
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