7月27日(木)は毎年恒例の共栄会全体で開催する夏祭りを行いました。
ここ数年は天気に恵まれないこともありましたが、当日は好天で夏の思い出を彩る一日となりました。
たくさんのご家族様にも参加いただき、盛り上がる一日になったと思います。
本当にありがとうございました!
8月23日・30日は中庭にてスイカ割りを開催しました。
北海道の夏らしい程良い暑さの中、本物のスイカを使用し割ったスイカは昼食で美味しくいただき、夏の風物詩を満喫することができました。
季節が秋へと移り変わっていく前に、素敵な夏の思い出ができたのではないでしょうか。
7月の暑かった時期を超え、今年の8月は北海道の夏らしい過ごしやすい日が多かったように思います。
9月に入ると季節はもう秋を感じることが多くなります。秋になるとよく取り上げられるのが「○○の秋」という言葉です。この○○には様々な言葉が当てられることが多く、色々と活動を推奨されることもあります。改めて考える機会にと、今月はこの「○○の秋」について少し調べてみました。皆さんもこの秋に何かはじめてみませんか?
■秋は何でもしやすい季節
前提として、秋は気候の良さが挙げられます。地域差はありますが気温が18℃前後に下がり、同じ18℃前後の気温である“梅雨”と比較すると湿気も少なく不快指数が低いとも考えられます。また秋は日が落ちるのも早くなり家で過ごす時間が多くなることから、何か物事に集中するのに適した季節、とも考えられるようです。時間が長く取れると一つのことにじっくり取り組める、といったこともあるのかもしれません。
【読書の秋】
読書の秋の由来となったのは古代中国の詩といわれています。中国の文人である韓愈(かんゆ)は「灯火親しむべし」という詩を残しており、これには“秋の夜は明りを灯して本を読むのに最適だ”という意味があります。この詩を夏目漱石が小説の中で取り上げたことにより、広く浸透したと考えられています。
【食欲の秋】
夏の暑い時季は食欲が落ちてしまいがちですが、その状態から涼しい秋になると夏バテで弱った体を元に戻そうと自然と食欲がわく、と考えられています。また動物と同じように冬に向かって脂肪を蓄えようとする本能も働きだします。さらに野菜や果物、魚などが収穫時期や旬を迎え、美味しい食べ物が特に多い季節でもあります。
【スポーツの秋】
スポーツの秋の由来はオリンピックにあるといわれています。気候や天気が良くスポーツに適している季節です。加えて1964年に東京オリンピックが開催されたことで日本中がスポーツに熱中し大きく盛り上がりました。1966年には開会式が行われた10月10日が「体育の日」として制定され、ここから秋にはスポーツ、というイメージが浸透したようです。
脳血管性認知症・レビー小体型認知症編
7月号で三大認知症の中の「アルツハイマー型認知症」について紹介しましたので、
今回は
「脳血管性認知症」と
「レビー小体型認知症」に
ついて原因や特徴をお伝えしていきます。
「脳血管性認知症」とは脳梗塞や脳出血など、脳の血管障害によって起こる認知症のことです。脳の血管が詰まっている梗塞巣が増えたり大きくなったりするごとに、徐々に脳の機能が低下し認知症や運動障害が引き起こされます。血管障害は生活習慣病が原因で高血圧・脂質異常症・糖尿病などにならないようにすることが脳血管性認知症の予防になります。
【初期の症状】
意欲低下や自発性低下、夜間の不眠や不穏が目立ちます。どれも症状の変動が激しいことが多いです。また影響を受ける脳の部位が限られており、「できること」「できないこと」がハッキリしていることが特徴です。非常に小さな脳梗塞や脳出血が起こった場合には、自覚症状がないこともあり、感じてもふらつきやめまい程度で気がつかないことがあります。
【中期以降の症状】
脳血管性認知症は脳血管疾患が原因なので、発作が起こる度に症状が段階的に重くなります。ダメージを受けた脳の部位によって出る認知症の症状が異なります。判断力は比較的保たれていることが多いです。脳血管性認知症は不満感がみられやすいので納得、満足感を得ていただく目的で個別ケアの実践も重要になります。
「レビー小体型認知症」とはレビー小体というたんぱく質が脳に溜まることで起こる脳の委縮が原因と言われています。このたんぱく質はパーキンソン病の原因にもなる存在です。
【症状】
身体の動きが緩慢になるパーキンソン病に似た症状で、歩行障害や身体の硬さを伴うため転倒しやすくなります。幻視として色がついた鮮明な人・動物・虫などが昼夜問わず出現したり、映像に加えて幻聴も発生します。睡眠時に夢に合わせて大きな声を出したり手足を動かしたりする症状もあります。認知機能障害も変動しやすく、良い時は話が通じるが悪くなると話も周りのこともわからなくなります。気分や態度、行動がころころ変わります。
7月号のアルツハイマー型認知症の説明と合わせて、認知症の種類や特徴を知っておくことで家族様が介護する際に戸惑いや不安感が少しでも軽減されれば良いなと思っております。
七夕(「ロウソクだーせー」)のお知らせが
家に届いたので読んでみると…日本版のハロウィンのようなものです、
と説明が書いてあったので「ここは日本で、七夕の方が先!」とビックリ、がっかりしました。
(編集委員)
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