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ぼだい樹通信 【221号】

日も長くなり道路も歩きやすくなるなど、少しずつ春を感じる今日この頃です。
もうすぐ桜の開花です。桜の便りが待ち遠しいですね。先月もお伝えしましたが、春と言えば球春の到来です。プロ野球も開幕し今年はどんな成績となるのか、興奮の毎日を送っています。


【感染予防について】
昨年のインフルエンザの流行から、現在までに入所者様のインフルエンザ発生はありませんでした。
面会時のマスク着用、手指消毒等ご協力をいただきありがとうございました。なお、インフルエンザの流行が終息してからも他の感染症予防のため、体調不良の方はマスクの着用や面会をお控えいただくようお願い致します。


【誕生会、茶屋/和・なごみについて】
ぼだい樹通信では誕生会のご案内をしておりますが、毎月の誕生者様にはゆったりとした雰囲気の中、お祝いをしております。ご家族様の参加も歓迎しておりますので、是非ご一緒にお祝いをしませんか?
また、同様に毎月開催しております喫茶につきましても、時間の許す限りではございますが、ご家族様も一緒にコーヒーやココアなどを楽しんでいただくことができます。ご面会時に喫茶を行っている際は一度覗いてみてください♪

5月誕生会のご案内

日 時:平成29年5月25日(木) 15:00-15:45
   ー1階と2階の合同誕生会ー

場 所:娯楽室にて
   ーご家族様の参加をお待ちしておりますー

土曜事務のお知らせ

4月 1日 お  休  み
4月 8日 2F 支援相談員 1名
4月15日 1F 支援相談員 1名
4月22日 お  休  み
4月29日 事 務 職 員 1名
5月 6日 お  休  み
5月13日 2F 支援相談員 1名
5月20日 介護支援専門員 1名
5月27日 1F 支援相談員 1名

◎都合により出勤日、担当者が変更になる場合がございますので、ご了承ください。

5月行事

【お花見ドライブと外食】
5月10日 10:00-14:30 予定


今年も雪解けがどんどんと進み、少しずつ暖かく感じるこの頃となりました。
ぼだい樹での今年最初の外出行事は“お花見ドライブと外食”を予定しています。行先は新川通り方面で桜と街並みを楽しみながらのドライブの後、ショッピングモール内のレストランで外食の予定を立てております。春の外出は心も踊り今から楽しみですね!

【ご案内】
今回の行事につきましては、入所者様と職員のみでの行事となっております。
またバスの定員・同行職員の都合上、人数は限らせていただきますのでご了承ください。
参加メンバーのご家族様には後日連絡を致します。
今回参加できない入所者様には今後、別の外出行事にて参加していただくよう企画をしていきますので、お楽しみに!
参加者お小遣い:2,000円(昼食代として使用いたします)

行事ご報告

寿司バイキング

3月8日(1Fフロア)、3月15日(2Fフロア)に毎年好評の寿司バイキングを開催致しました。
目の前で次々と握られていくお寿司を前に「美味しい、たくさん食べた、もう食べられない」と皆さまに喜んでいただくことができました。

ここ数年好評の“炙り実演”シリーズは今年も健在で、サーモン・えんがわの炙った匂いが会場内に広がり、更に食欲をそそることとなりました。お腹がいっぱいでも「もう1つだけ…」とおかわりをしている方もいらっしゃいました。ご参加いただいたご家族の皆さま、本当にありがとうございました♪


【家族会のお知らせ】
先月もお伝えしておりますが、
今年最初の家族会を4月19日(水)10:45〜11:30で開催致します。
去年1年の行事の様子や普段あまり見ることのできない日常の様子を初公開の写真も多数含めてスライド放映致します。
年に1度の機会ですので、お時間に都合がつきます方は是非ご参加ください。

4月に多い病気:「うつ病」について

4月に多いと思われる病気の1つに「うつ病」があります。
多い理由として2つ考えられます。

1つは自律神経による影響です。
冬の間は寒さを乗り切るために、自律神経の交感神経が優位になって身体が頑張っている状態となっています。それが暖かい春がやってくると、自律神経の副交感神経が優位となり、身体がリラックスした状態に変化します。このような自律神経のスイッチが切り替わる春は、うつ病等の精神疾患に影響を与えやすいといわれています。

2つ目の理由としては、4月は入学や就職、昇進、転勤、引っ越し等でストレスが溜まりやすい時期であるからです。
人間は環境が変わると、それがストレスの原因となります。ストレスはうつ病を発症させたり、悪化させたりする可能性があります。うつ病は年々増えている病気の1つです。そのため本人や家族が、その状態であるかを気付く事が重症なうつ病を予防する第一歩と言えます。

うつ病の症状には「夜眠れない」「朝起きられない」「食欲がない」「だるさや疲れがとれない」「何をやっても楽しくない」「判断力の低下」等が挙げられます。そして重症のうつ病の場合には、「死にたい」という気持ちも出てきます。うつ病はストレスを背負いながらも、何とか1人で頑張ろうという人に多いといわれています。そのためなかなか家族に相談できない事が多く、家族の人が普段と違う行動や表情等に気付いてあげられるかが重要です。

うつ病を悪化させる事で、やってはいけない事があります。それは「励ます」という事です。うつ病の方は精神的に限界近くになり、何とか最後の気力をふりしぼって家族や友人に相談されます。その際に「もっと頑張りなよ」というような言葉で励ますとさらに精神的に追い詰めてしまいます。身近な方の心の病気に気付いた時には一緒に心療内科や精神科に受診してあげる事が大切です。


「高齢者が春に気をつけたい病気」
陽が伸び、日中は暖かくなる春は心が浮き立ちます。しかし意外と病気をしやすい季節が春です。行動範囲を変えていない高齢者も、実は春先には体調を崩すことが多いとされています。

朝は寒く、日中は上着なしでも過ごせるような陽気になっても、夜は再び冷え込むという傾向が見られます。「目まぐるしい温度変化」など、人間は急激な外気温の変化に弱いとされています。暑さに慣れるには、数日から2週間程度かかるとも言われているそうです。8℃以上の気温差では、人間は体調を崩しやすいとされています。

生活習慣が変わったり高齢だったりすると、5℃以上の気温差は体調を崩す危険サインと考えてもよいとも言われています。春先に風邪をひきやすいのは、急激な気温差に体が適応できていない証拠です。年を取ると、体温調整の機能がだんだん衰えてきます。寒い時には人間は自律的に体内で熱を作り出して体温を一定に保とうとしますが、高齢者になるとこの動きが鈍ってしまいます。さらに温度感覚も低下するため、気温の上下にあわせた服装をお勧めします。

体調を崩さないように日々気を付けていきましょう。


目の病気について

パート6・ものもらいとは(麦粒腫と霰粒腫)
〜2月号からの続き


■ものもらいとは(麦粒腫と霰粒腫)
瞼(まぶた)が腫れ、痛み・かゆみを伴う目の病気です。
はやり目とは違うので人にはうつりません。地域によっては呼び方が異なり、「めばちこ」や「めいぼ」などとも呼ばれています。 *「ものもらい」は関東地方、「めばちこ」は大阪等の方言です

■麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
瞼の一部が腫れ、まばたきをしたり指で押したりすると痛みがあります。患部が広がると、まぶたが腫れ、目やにが出ます。また目がかゆい、目が赤い、目がゴロゴロする等の症状もみられます。数日で皮下にうみがあらわれ、放置すると皮膚が破れてうみが出ます。うみが出ると治ることが多いのですが、重症化することもあります。
原因として主に黄色ブドウ球菌の感染です。黄色ブドウ球菌とは体のあらゆる場所に存在する常在菌であり、感染力は低いため健康な状態であれば害を及ぼすことはありませんが、免疫力が低下していると感染を起こすことがあります。治療方法としては抗生物質の点眼薬や内服薬を使用します。ただし化膿が進むと切開し膿を出すことが必要になる場合もあるため症状が悪化する前に眼科を受診しましょう。

■霰粒腫(さんりゅうしゅ)
瞼にしこりのような白っぽい塊ができ、瞼が腫れたり開けにくくなります。赤みや痛みをかんじることが少ないのが特徴です。原因として目の縁にあるマイボーム腺という皮脂腺が詰まることにより中に分泌物が溜ってしまい、その刺激で瞼にしこりのような塊ができます。麦粒腫とは異なり細菌感染によるものではありませんが、時に炎症が起こり急性化膿性霰粒腫へと変化することがあります。急性化膿霰粒腫の場合は、赤みや痛みや目やになど麦粒腫と似た症状が起こることがあります。
治療方法としては急性であれば、抗生物質の点眼薬や内服薬で消炎を図ります。しかし通常の霰粒腫では点眼薬や内服薬で症状が軽減することはあってもなかなか治りにくく、場合によっては摘出手術が必要になることもあります。また再発を繰り返す場合は悪性腫瘍の可能性もあるため注意が必要です。

ものもらいには眼帯が必要と思ってしまいがちですが、眼帯をすると眼帯の中で菌が繁殖してしまうため、基本的には眼帯をしないようにしましょう。また普段から予防方法として、目の周りを清潔に保ったり、汚い手で眼をこすったりしないようにしましょう。


【編集後記】

ぼだい樹通信を一年間ご愛読いただき、ありがとうございました。

ひとつでも皆様の心に、記憶に残った記事があればいいな…という思いです。

次号より編集委員が入れ替わり、新しい顔ぶれでぼだい樹通信をお届けしていきます。

引き続き、ぼだい樹通信をよろしくお願いいたします。

(編集委員)


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