4月の行事は“ゲーム大会”を実施致しました。
4チーム編成のチーム対抗戦で、種目は4種目。桜の花をモチーフにした紙を紐に吊るしうちわで吹き飛ばす、カツラを被ってのじゃんけん対決、職員と一丸になっての大玉転がし、速さと見た目の綺麗さを競う孔雀装飾…言葉にすると伝わりにくい点もあるかもしれませんが、とにかく入所者様だけでなく職員も一緒に笑顔が弾けて大盛り上がりでした。皆さまにはゲーム大会終了後に景品としてジュースも飲んでいただきました。
これから来る暖かい季節を迎えるに相応しい、明るく・楽しい時間を過ごしていただくことができたのではないかと思います。
また次の機会もどうぞお楽しみに!
【家族会のご報告】 4/27(水)には今年度最初の家族会を実施致しました。 前年度の施設内における転倒・事故の詳細ご報告の他、昨年1年間撮り溜めた写真を用いて“年間行事”の他、普段見ることのできない“ぼだい樹の日常”の様子も動画を含む映像にしてお送りいたしました。例年好評をいただいておりますので、また来年のこの機会に秘蔵映像をご覧いただけるよう、楽しい行事・活動・日常を残していきたいと思っております。 お忙しい中、参加してくださったご家族の皆さま誠にありがとうございました! |
〜介護予防の新たなキーワード〜
●介護予防で健康寿命を伸ばす
「フレイル」という言葉をご存知ですか?日本老年医学会が2014年に提唱した新しい言葉で、英語で「虚弱」や「脆弱」を意味する「frailty(フレイルティー)」に由来しています。主に高齢者の、「健康な状態」と「生活に介護や支援が必要な状態」の中間を意味しています。
フレイルの具体的な基準は日本ではまだ策定されていませんが、例えば、特に原因がないのに体重が減少した、以前より疲れやすくなった、買い物の荷物を運ぶのが大変になった、外出する機会が減った、などの兆候は、体と心の活力が低下していることをうかがわせます。
<フレイルチェックテスト>
※3項目以上にあてはまるとフレイルの疑いあり
*この6か月に2〜3s以上体重減少があった
*以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思う
*ウォーキング等の運動を週に1回もしていない
*5分前のことが思い出せない
*ここ2週間にわけもなく疲れたような感じがする
仮に上のチェックテストで3項目以上あてはまったからといって、落ち込んだり諦めたりする必要はありません。フレイルは健康な状態から要介護状態に至るまでの一方通行ではないので、適切な対処によって元の健康な状態に戻ることも可能です。
フレイルが『元の状態に引き返すチャンス』である事を知り、対策をとることで、健康寿命(健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間)を伸ばすことにも繋がります。
●フレイルの予防・改善対策
☆体を動かす
体を動かすことで気分転換にもなり、判断力や記憶力などの脳機能の維持や改善にも繋がります。ストレッチやウォーキング、筋力トレーニングなどが有効です。
☆栄養状態を良くする
筋肉のもとになるたんぱく質、筋肉や骨を作るのに重要なビタミンDを十分に摂取しましょう。肉や魚、卵、乳製品といった動物性たんぱく質を含むおかずがお勧めです。ビタミンDはサケやサンマなどの魚、きのこ類に多く含まれます。
☆感染症などの病気を予防する
外出から帰宅したらうがい、手洗いをしっかりしましょう。インフルエンザや肺炎への対策として、ワクチンの予防接種も推奨されています。
●若い時からの活動や心の在り方も大切
フレイルは身体の状態だけではなく、心の活力や認知機能の状態、社会との関わりをも含んだ概念です。運動不足や食生活の乱れ、人間関係の希薄化など、高齢者以外の世代の生活の中にも、フレイル予備軍となりうる要素が多くあります。普段から体力や筋力だけでなく、人とのつながりも培っていきたいものです。
不眠症の原因を知って、安眠を実現させる方法
睡眠は基本的欲求の一つです。無くてはならない行為であり、健康をつかさどるものです。
しかし日本では4〜5人に一人が不眠症に苦しんでいるというデータがあります。
どのように心地良い睡眠を確保して、明日の元気の源、しいては健康的な体を作りだすことが出来るでしょうか。
今回は不眠症の原因と安眠を実現させる方法についてお伝えしたいと思います。
≪不眠症ってなんでしょう?≫
・眠りが浅い
・寝てもすぐ目が覚めてそのあと眠る事が出来ない
・長く寝ている割に寝た感じがしない
これらのような状態が続くことを一般には「不眠症」といいます。
≪意識的にできる不眠症の治し方≫
不眠の原因を自分なりに把握していくと、どのようにしたらいいかある程度見出す事が出来ます。しかし状態を変えるだけの気力や体力が持てるかは別問題です。出来る範囲で出来ることを実行する。無理なら専門家など協力をあおぐなど工夫がとても重要になってきます。
@ ≪軽い運動をする≫
思考が優位になると、体の動きは乏しい状態になりますその為自律神経のバランスが崩れやすくなり気分的に落ち込みが強くなりやすい状態になるので、それを防ぐためにも歩く距離を長くする工夫をしたり、階段を使ったりして簡単なことで体を動かせる状態を多く持つようにしましょう。
A ≪質のいい睡眠環境をつくる≫
寝る時の環境を心地良いものにしましょうたとえば、パジャマや寝具を通気性の高いものにする。素材でいうならコットンやシルク・コットンなど天然素材の混紡などです。特に温度と湿度のバランスの取りやすいものがおすすめです。また温度は冬16〜20℃、夏は25〜28℃程度の温度が望ましいとされています。
B ≪朝日を浴びる≫
8時までには起きて太陽の陽射しを浴びましょう。これをすることで体内時計がリセットされ、一日の始まりを体で感じて生活リズムを整えていきます。
日中に活動して、夜になると眠くなる・・・こうしたリズムを整えていくように心がけて行きましょう。
北海道の冬も終わり暖かい春がやってきました外に出る機会も多くなる季節です陽射しも強い時には帽子を被るなどして外出しましょう。
本年度より「ぼだい樹」通信の担当になりました。
皆様に参考にして頂ける内容に努めていきたいと思いますので宜しくお願いいたします。
(編集委員)
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