新年、明けましておめでとうございます。 |
入所者様、ご家族の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。 |
さて、昨年は2年連続日本人ノーベル賞受賞やラグビー日本代表の活躍、選抜高校野球では東海大四高校の準優勝など明るいニュースがありました。しかし、世界ではテロや大規模な自然災害が発生し、日本人も被害にあうなど悲しいニュースもありました。今年はオリンピック開催の年となりますので、世界がひとつとなって盛り上がり、少しでも悲しいニュースが減り、平和で穏やかな一年となることを願います。 |
当施設では今年も入所者様に穏やかな、そして明るく楽しい生活が送れるよう務めさせて頂きますので、皆様のご理解とご協力を頂きますようお願い申し上げます。 |
末筆ではございますが、皆様のご多幸とご健康を祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。 |
介護老人保健施設 ぼだい樹 施設長
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餅つき
12月11日(金)・19日(金)と各フロアそれぞれで恒例の餅つきを行いました。
年の瀬のこの季節、皆さま昔のことを思い出しながら楽しそうに、また元気に掛け声をかけてくださるなど、もち米の良い匂いに包まれながら賑やかな時間を過ごすことができました。
今年もまた一年、元気に過ごしていきましょう!
■外観の変化 :白髪、薄毛、しわ、歯の衰え、前かがみの姿勢
■感覚機能の衰え:視力の衰え、耳が遠くなる、触覚や痛覚が鈍る、味や匂いに鈍くなる
■運動機能の低下:動作が緩慢、反応に時間がかかる、筋力低下、骨がもろくなる
■内臓機能の低下:感染しやすい、動脈硬化、消化吸収力低下、頻尿、尿もれ
【不安】
肉体的な衰え、退職、子供の独立など、身体的にも、社会的にも変化の中にいる老年期の人は、多かれ少なかれ不安を感じています。落ち着きがない、うつ状態、非難、さびしがり、不平不満、疑い深い、自分本位、頑固などは個人的な性格以前に不安の表現、周りの人に心のうちを訴えているのです。お世話する人は、お年寄りの訴えを非難したり、はねつけたりするのではなく、つとめて話し相手になりたいものです。
【疎外感】
仕事や役割がない、時流に合わない、若者との価値観の違い。社会的役割が減少し、生活の範囲も狭まりがちな老年期の人は社会や家庭の中で張り合いをなくし、疎外感を感じやすくなります。「何もしないでのんびり」ではなく、長い人生経験をいかして、家庭や地域社会で役割を持っていただくことが大切。「話がくどい、聞きにくい」とさけるのではなく、お年寄りが何を感じ、何を考えているのか心のうちを理解することが大切です。
【無気力】
年をとって肉体的な衰えや病気にぶつかり、それを乗り越えられないと感じると、お年寄りは何もやる気がなくなってしまうことがあります。生きる目的が見いだせなくなるのです。特に病気があると、今の状態を終末期と考え、死と結びつけて無気力で依存的な態度になりがち。「自分はやっかいもの」「人の世話になるのが情けない」など自尊心を持てずに落ち込んでしまう場合もあります。たとえ病気や障害があっても、お年寄りが老年期を充実して過ごせるよう、一緒に考えていきたいものです。
【知的能力】
老年期になると、数理能力には低下がみられますが、言語能力は衰えが少なく、推理能力はむしろ発達していくといわれます。新しいことを記憶するのは苦手でも、理解力、洞察力はむしろ深まり、時間をかけることで学習能力も維持できます。50歳を過ぎても、知的能力の低下は少ないのです。老年期になってから新しい勉強を始めたり、仕事やボランティアで活動する可能性は大きく広がっているのです。お年寄りが新たな生きがいに出会えるよう、周囲の人々の理解と協力が大切です。
年をとると外観の変化だけでなく、目や耳、動作や刺激への反応など、体の様々な機能に衰えが現れます。若い人には当たり前のことができなくなったり、時間がかかったり、体の衰えは「自然なこと」と受け止めて、安易に励ましたり、責めたりすることのないようお世話していきたいものです。
〜アニマルセラピー〜
皆さんは動物と触れ合う事で、心が落ち着いたりストレスが軽減したりなどの癒し体験を一度はお持ちではないでしょうか?そうした時、不思議と元気が出てきたり自信がついた気分になられたことでしょう。
こうした「動物を通した癒し」をアニマルセラピーといいます。
<セラピーという言葉には治療という意味があります>
アニマルセラピーとは、本来「動物が医師を通して患者の機能向上の手助けをする事」が目的です。アニマルセラピーに用いられる動物は一般的には情緒レベルが高い哺乳類(犬、猫、うさぎ、馬、イルカ等)が採用されます。
<アニマルセラピー活動に参加する動物の資質>
☆人間大好きで人見知りしない
☆生後8ヶ月以上
☆他の動物達とも仲良くできる(恐がったり、攻撃したりしない)
☆見慣れないものや、大きな音なども大丈夫
☆おすわり・待てなどの基本的しつけが出来ていて飼い主が確実にコントロールできる
☆健康管理はバッチリ(定期健診・予防)
<アニマルセラピーの効果>
生理的効果⇒血圧を下げ、ストレスを軽減する効果がある
心理的効果⇒抑うつ症状の改善・免疫力の向上
社会的効果⇒動物といることで、他人に好印象を与え、その結果交流する機会が増える
<アニマルセラピーの注意点>
☆動物にストレスとなるほど長時間従事させない(30分〜50分)
☆抑うつ状態が強い患者にとっては動物やボランティア、ソーシャルワーカーとの接触が逆に負担になったり、攻撃の対象となったりする
☆人間の側にアレルギーや特定動物に対する恐怖症がないことを確認する
☆免疫機能が低下している患者にとっては命に関わるため、人獣共通感染症予防の徹底
☆多くの人が共同で利用する施設などでは、動物嫌いの人もいるので事前に調査する
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
入所者様が楽しい一年を過ごせる様、行事等企画していきますので、ご協力をお願い致します。
新しい年が始まりました。
今年は二人の幼子を持つ娘が職場復帰を果たしたいそうで、何かとこちらも忙しくなりそうな予感がしています。
可愛い孫のため今年も健康に気をつけて頑張りたいとおもいます。
(編集委員)
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