■詳細につきましては先にお送り致しました“夏祭りのご案内”をご参照ください。 ■参加のお時間につきましては皆さまからの参加状況の取りまとめ後、ご連絡をさせていただきますのでご了承くださいますようお願い致します。 ■なお、当施設の駐車場には限りがございますので、ご来場いただく皆さまには公共交通機関・送迎バスのご利用をお願い致します。皆さまのご協力をお願い申し上げます。 |
川下公園散策
6月行事は天気の良い日に合わせ川下公園の散策に出かけてきました。
今年は桜の開花が早かったこともあり、ライラックも早めに見頃を迎えていましたが、園内では草花の鑑賞やリラックスプラザでの飲食など気持ちの良い、穏やかな時間を過ごすことができました。
やはり外出するのは気持ちの良いもので、気分もリフレッシュされたのではないでしょうか。
<高齢者のお口の特徴>
●歯と歯周組織が変化する⇒歯と歯肉の境目がくさび形に擦り減ったり、歯肉が退縮して、露出した歯の根に虫歯ができやすくなります。
●舌や口腔粘膜の状態が変化する⇒唾液の分泌量が減る為、舌や粘膜に変化があらわれ、口臭の原因や味覚障害などをひきおこします
●歯肉の炎症がおきやすくなる⇒歯肉が退縮したところに歯垢・歯石が付着したり、入れ歯があたる刺激などで炎症がおこりやすくなります。
●口の中が細菌の培養器になる⇒口のなかは適度な温度と湿度が保たれている為、歯や入れ歯の面に付着した細菌を積極的に取り除かないと、それが栄養になり細菌が増えてしまいます
●入れ歯が合わなくなる⇒入れ歯は使っているうちに、歯の部分がすり減ったり、自分の歯や歯肉の状態が変化して合わなくなってきます。この状態を放置していると、食べ物が噛みにくくなり、又、口の中を傷つけたりします。
<歯とお口の健康チェック>
●固い物が食べにくい、食事にかかる時間が長くなった、自分の歯または入れ歯で左右の奥歯をしっかりと噛みしめられない⇒<食べ物を噛んで処理する力が低下>
●お茶や汁物等でムセることがある、薬が飲み込みにくくなった、食べこぼしがある、食後に口の中に食べ物が残りやすい⇒<飲み込む働きが低下>
●口が渇きやすい、話す時に舌がひっかかる⇒
<口の中が乾燥している(ドライマウス)、口の中が汚れている>
<毎日のお口のお手入れで一生おいしく、安全な食生活を送りましょう>
●自分のお口に合った歯ブラシや歯間ブラシなどを使用し、すみずみまできれいに磨く
●栄養のバランスのとれた食事をしっかり噛んで食べる
●定期的に歯科健診を受ける
人間は持っている機能を使わないと、その機能が低下してしまいます。
これは若い人であっても同じです。例えば病気などで3日間程度安静状態で生活した後、学校や会社に行こうとすると、初めのうちは体がだるくてつらいという経験をした人もいるのではないでしょうか?
廃用症候群とは、このような状態が更に進んだ状態ということができます。
高齢者で寝たきりの人を見た時、高齢による衰弱や、脳血管疾患の後遺症による麻痺等が原因であって、寝たきりなのは仕方がないと考えがちですが、実は寝たきりの高齢者の多くは廃用症候群が原因でありしかも、廃用症候群による寝たきりは多くの場合改善することが可能です。高齢者が廃用症候群になるきっかけの多くは、入院だといわれています。
入院するとその病気を治す為に、多くの場合は安静を保つことになります。これは病気を治すためにはやむを得ないことなのですが、これが廃用症候群の大きな原因になり、病気は治ったものの、寝たきりになってしまったというような事態がおこります。病気は治っているので当然退院することになりますが、退院後自宅又は介護施設で病院と同じように寝たきりのままで介護を続けることによって、機能の低下が進みます。このような状態が高齢者の廃用症候群の典型的なケースです。勿論きっかけは入院だけではなく、普通に生活していた人が風邪等が原因で数日間ベッド上で過ごしたり、高齢者に多い腰痛等が原因で、家に閉じこもったり、日中もベッドや布団の中で過ごすことが多くなったりすることも廃用症候群のきっかけになることがあります。
ある研究によれば、廃用症候群は数週間で確実に現れると考えられています。更には、数日間でも廃用症候群の傾向が現れると指摘する学者もいます。低下するのは筋力低下や関節の拘縮、平衡機能の低下、骨の委縮といった身体機能の低下だけではなく、心臓や肺の機能も低下しますし,自律神経の低下が失禁や便秘につながることもあります。更に精神機能も低下するために、意欲がなくなり、言動や表情にメリハリが無くなります。
廃用症候群による悪影響を知ると、高齢者介護においては、いかに活動性を高めて廃用症候群を予防、改善するといったことが重要かを理解することができます。
これからも夏祭りや外出行事など楽しい催しがたくさんあります。
体調管理など気をつけて、
皆さま一緒に楽しみましょうね!
(編集委員)
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