謹んで新春の御慶びを申し上げます |
入所者様、ご家族の皆様におかれましては、穏やかな新年を迎えられたことと思います。また、日頃から当施設への暖かいご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 |
さて、本年は介護保険改正の年となっており、利用者負担の変更や介護報酬6%削減等大変苦しい状況となる見込みです。また、「団魂世代」が65歳以上となり高齢者人口は3000万人を超え、大きな環境変化が予想されていますが、当施設では今までと同様に皆様のご期待に添うべく、一層のサービス向上とより良い施設を目指し、職員一同努力して参ります。入所者様、ご家族の皆様、そして地域の皆様に愛され信頼される施設として認知されるよう努めて参りますので、本年も更なるご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 |
末筆ながら、皆様のご多幸とご健康を祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。 |
介護老人保健施設ぼだい樹 施設長
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餅つき
12月10日(水)・19日(金)と1階フロア・2階フロアそれぞれで恒例の餅つきを行いました。
年の瀬のこの季節、皆さま昔のことを思い出しながら楽しそうに、また元気に掛け声をかけてくださるなど餅つきを楽しまれていました。保育園の子どもたちも一緒に参加し歌や踊りを披露してくれ、とても楽しい賑やかな時間になりました。
お餅は古くから霊力の宿る食べ物として大切にされています。お餅を食べるとその霊力で元気になると言われています。またトリモチのように「くっつく」働きがあることから災いを(くっつけて)除けることができると信じられてきたそうです。1年の節目に食べられる縁起の良い食べ物として知られています。
餅はそれぞれ
「あんこ餅」
「みたらし餅」
「梅昆布茶あん味」
と3種類を用意しましたが、
皆さまはどの味が一番美味しかったでしょうか?
新しく1年を迎える節目にお餅を食べて、また1年間、元気で過ごしましょう!
●人はどうして眠るの?
睡眠は人生の約3分の1を占めています。そう考えると、随分の時間を寝て過ごしているといえますね。睡眠はもちろん体の疲れを取るために必要ですが、もっとも大事な点は脳を休めるためということです。また、睡眠中はさまざまなホルモンが分泌され、体内を修復し新陳代謝を促して、日中の活動で疲れた身体を効率よく修復します。睡眠には免疫力を高める役割もあり、睡眠不足が続くと自律神経のうちの交感神経が過度に緊張し、カゼをひきやすくなります。睡眠は脳が休息するための大切な時間です。身体の疲れは横になって休むだけでもある程度回復できますが、脳は起きている間中働きっぱなしで、眠ることでしか休息できないのです。私たちは、心と身体の健康を保つために眠る必要があるのです。
●睡眠をとらないと・・・
「体力低下」「注意力低下」「判断力低下」「作業効率の低下」等の弊害が起きてしまいます。
●眠りにもリズムがある
睡眠にはリズムがあります。心身共に深く眠っている「ノンレム睡眠」と、身体は眠っているが脳は覚醒状態の「レム睡眠」を、ワンセット約1時間半で、ひと晩に数回繰り返しているのです。夢はレム睡眠のときに見るといわれています。
●睡眠時間はどれくらい必要?
睡眠の必要量にはかなりの個人差があり、年齢・日中の活動度・体調などによっても大きく変わってきます。基本的には、日中眠気がなく、普段の生活をするために問題がなければ、睡眠時間にこだわる必要はないといわれています。むしろ、どれだけ熟睡できるかという「睡眠の質」のほうが重要であるといわれています。
●睡眠に関係する代表的なホルモン
睡眠に関係するホルモンには、メラトニン、セロトニン、成長ホルモンが代表的です。メラニンは睡眠と覚醒(昼と夜)のサイクルをコントロールするホルモンで、暗くなると出てきます。夜、外界が暗くなるとメラニンの分泌が高まって身体に「眠れ」と司令をだします。「天然の睡眠薬」ともいわれています。また体の抗酸化作用があり、これは老化防止や免疫力増強作用があるといわれています。成長ホルモンは、睡眠後すぐにでてきます。骨を伸ばす、筋肉を増やす、痛んだ組織を修復したり脳を休ませて、心身の疲れを回復させる働きがあります。セロトニンは、睡眠している時にはほとんど出ていません。しかし朝、光の刺激によって分泌を始めます。脳にある神経伝達物質で、「癒しホルモン」ともいわれ、心を安定させる(イライラ、精神的に不安定・・などに対し)効果があります。セロトニンが不足すると、うつ病、切れやすい、依存症などに繋がる場合があります。
朝起きたら窓をあけ、太陽の光を浴びましょう。この光の刺激によって心身のリズムがととのい、一日が気持ちよく過ごせると言われていますよ。
「趾」この漢字、何と読むかわかりますか?正解は「あしゆび」です。
趾と足裏は、家でいえば基礎となる体の土台であり、昔から健康の要とされてきました。趾と足裏がうまく働かなくなると、慢性疲労や腰痛、肩こりなど全身に影響が及ぶといわれています。この時季は、滑らないように気をつけて雪道を歩く、雪かきをするなど、無意識のうちに足を踏ん張っていることが多くなります。疲れをとりつつ、簡単な筋トレで趾と足裏の健康を見直してみましょう!
☆足裏の筋肉をほぐす
@左手で足の甲、右手で足裏から趾に近い方を握る。
Aぞうきんを絞るような感じで左右にねじる。片足3回×2セット程度。
※無理に動かすのではなく、気持ちいいと感じる程度にゆっくり行いましょう。
筋肉がほぐれるだけでなく、足裏の疲れをとる効果もあります。
☆趾グーパー
グーで趾を丸め、パーで趾すべてを開いて伸ばす。両足一緒に10回×1〜3セット。
※強く丸め過ぎると、指の関節を痛めたり足裏がつることがあるので気をつけましょう。うまく丸められない場合は、手を添えて行っても構いません。
★応用編:タオルつかみ
@椅子に座り、足元にタオル(浴用タオルもしくはバスタオル)を敷く、足の前半分くらいをタオルに乗せる。
A両足同時に、趾でタオルをたぐり寄せる。5〜6回。
※親指に頼り過ぎず小指側から握るよう指先を目で確認しながら行うのがコツです。
◆おまけ〜足の爪の切り方について
短すぎる爪は巻き爪の原因となりやすく、足を踏み込む時にもうまく踏ん張れません。足の指の先端と同じくらいに少し長めに切りましょう。爪の角は、靴下に引っかからないように落とす程度でかまいません。面倒がらずにこまめに整えるのがポイントです。
新しい年が始まりました!
健康に気をつけて元気に一年を過ごしたいものですね。
今月ご紹介した足裏の筋トレもぜひお試しください。
(編集委員)
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