お花見&外食
5月14日、ぼだい樹では今年初めての外出行事として“お花見&外食”を行いました。
今年は雪解けが早く、暖かったこともあり桜の開花も例年より早く、見頃を過ぎてしまった感じがありましたが…そこでバスから眺めるお花見のルートを“八重桜が多く咲く道”へと変更し、何とか満開の桜を皆さまに見ていただくことができました。
お花見の後には“和食レストラン”でお食事を楽しんできました。お寿司に蕎麦、茶碗蒸しなどなど…何を食べようか迷うところではありますが、事前にメニュー表をしっかりと見て決めておき、皆さん待ちに待った食事を美味しそうに食べられ、「もうお腹いっぱいだ」と笑顔で話されていました。
“花より団子”とはよく言ったものですが、さてさて、皆さまはどちらだったのでしょうね?
変形性関節症とは、文字通り、関節が変形する病気です。
多くの場合、痛みと運動障害を伴います。老化・酷使が原因の一次性関節症、ケガ・病気が原因の二次性関節症と発生原因で分けられます。高齢者は一次性関節症がほとんどです。
【高齢者に目立つ発症部位】
変形性関節症の発症が多いのは、肩・肘・手・手指・脊椎・膝・股です。体重の負担がかかる下半身、中でも膝関節と股関節は好発部位です。
■変形性膝関節症
膝の軟骨がすり減ったり、半月板が損傷するなどして膝関節が変形します。痛み、炎症によって関節液が滞留する(いわゆる「膝に水が溜る」状態)といった症状が出ます。
加齢のほか、筋力の低下、肥満も原因になります。男女比は1:4で女性の発症率が高いのが特徴です。
■変形性股関節症
加齢で軟骨がすり減るほか、股関節脱臼や大腿骨頸部骨折といったケガをきっかけに発症するケースもあります。女性は骨盤が広くて筋肉が弱く、関節が緩い傾向にあるため、男性よりも発症しやすくなっています。動かすと痛む「運動痛」があるので、動かすことを避けるようになり、その為に関節が硬くなる拘縮を起こしがちです。
変形性関節疾患は高齢者の関節痛の大きな原因です。
「高齢だから関節が痛むのは当たり前」と思わず、早めの受診と治療で症状の進行を防ぎましょう。
〜もし自分の記憶が徐々に失われていくとしたら…
先日の家族会でアンケートのご協力をお願いしたところ、認知症について興味を持っている御家族様が多くいらっしゃいました。
今回は認知症の人への接し方をご紹介します。
○叱らない・否定しないは基本。
認知症の症状が進むと理解力は次第に衰えていきますが、怖い・嬉しいなどの感情はあります。「何度同じ事を聞くの」「さっき言ったでしょ」と叱っても、本人は同じ事を尋ねている自覚がないので、なぜ叱られたのかわからず戸惑ってしまいます。同じ事を聞かれても受け入れる寛容さが必要です。
○ゆっくりと、穏やかな口調で話しましょう。
認知症の人は相手がなぜ起こっているのかが理解できないので、叱るような言い方は意味がありません。実際、叱ったつもりがなくても強い口調で言ったりすると、叱られたと思い怯えてしまいます。
○行動には理由がある。
認知症の人は、時に私たちから見ると理解しにくい行動をします。しかし、それを意味不明のことと無視してはいけません。大声を出しているなら、その理由が何かあるはずです。
その人の立場になって理由を考えることで、解決の手がかりが見えてきます。
○環境を変える時は、時間をかけて少しずつ慣れてもらいましょう。
認知症の人は、環境の変化がきっかけとなって症状が進んでしまうことが少なくありません。自宅の住み替えをするときなどは変化を緩和する工夫が必要です。
子供の頃の記憶、進学、結婚、仕事、家族との楽しい思い出。もし自分の記憶が徐々に失われていくとしたら、それは言葉で言い表せない恐怖です。意外に認知症の症状に最初に気付くのは本人なのです。また初期であれば自分が認知症になったのだと自覚することもできます。その時の本人の不安を想像してみてください。
認知症の人と接する時は、自尊心を尊重し、病気の不安を少しでも和らげてあげるように接しましょう。
ガーデニングの季節ですね♪
水やり、草取りと大変なこともありますが、
「花パワー」をもらい癒されようと思います。
ストレスや疲労を感じたら「花パワー」を吸収(^^)!!
(編集委員)
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