リラックスサロン
2月の行事は“癒し月間”と称してリラックスサロンや香りの入浴を行いました。
リラックスサロンでは落ちついたライトの下でハンドマッサージやフェイスマッサージの他、女性の方にはネイルを行いました。柔らかい時間の中で心身ともにリラックスできたのではないでしょうか。また、香りの入浴でもまだまだ寒くお風呂が恋しいこの季節に、より心地良く入浴をしていただけるよう工夫を凝らしました。
皆さまにとって寒い冬を乗り越えられる月になっていれば嬉しいです♪
高齢になると全身の機能低下と共に、食べたり飲み込んだりする機能も低下します。
今回は外出時や施設行事・面会時に、安全で楽しいひと時を過ごして頂けるように食事介助時に注意するポイントをいくつかご紹介いたします。
@椅子または車いすにしっかりと深く座り顎を引いた姿勢をとる
疲労してくると姿勢が崩れ、顎が上る事で気管に食べ物が入りやすくなるため危険です。
食事の時間は30分程度を目安にします。
A一口量に注意する
一度に口に入れる量はティースプーン1杯分くらいです。
「昔からの食べ方だから…」と一口量が多かったり、詰め込みながらの食べ方は誤嚥・窒息の危険があるので注意が必要です。
また、主食におかずを混ぜ込むと味覚が低下します。
お粥の場合は水分が出て、食感の違う物が混ざっている事でムセ易くなります。
米飯の場合は口の中でバラけてしまい、飲み込みづらくなります。
B飲み込みを確認する
口の中に食べ物が残っている場合は喉の奥にも食べ物が残っている可能性があります。
もう一度食べ物無しで飲み込んでもらってから、次の一口を入れるようにします。
Cしっかりとムセる
ムセた時は背中を叩かずに勢いよく咳き込めるように身体を前かがみにします。
強く叩いてしまうと息を吸うのを邪魔してしまい、咳を出すために必要な吸気が足りなくなったり、吐き出した物を吸いこんでしまったりするので逆に危険です。
D水分と交互に食べる
交互に食べることで喉の奥もきれいになり飲み込みやすくなります。
E食後30分は横にならない
喉の奥に残っている食べ物が気管に流れ込んだり、食べた物が逆流することを予防します。
もし、食べ物が詰まってしまったら…
1.義歯を外す
2.食べ物を掻きだす(高齢者はムセた事を隠したり、口に入れた物を吐き出すことを嫌う事が多い為に重症化することがあるので注意が必要です)
※外出・外食時など一緒に食事をしている時に喉詰まり等が起こってしまったら2までを行いながら、すぐに救急車を呼んでください。(よく掃除機で吸うと良いといわれますが素人では上手くできず危険です)
北海道の厳しい寒さも和らぎ、最近では春を思わせるような、暖かい日差しも増えてきました。それと同時に、落雪の被害も増えています。天気の良い日は特に、屋根の上で固く凍っていた氷が滑り落ちてくることがありますので、軒下など歩行の際は充分にご注意して下さい。
またこの季節、氷やザクザク雪で足元が不安定なまま、重たいスコップやつるはしを持ち上げてしまい、雪割りでのぎっくり腰が急増します。予防には、腹筋と背筋を鍛えるのが良いと言われています。
ここで簡単な、「寝たまま出来る運動」を紹介したいと思います。
@まずは仰向けに寝ます。
A両膝を立てて下さい。(膝はくっつけない。柔らかなクッションを挟むとなお良い。)
B立てた両膝を横に倒していきます。(膝の重みを利用して脇腹を伸ばす感じです。)
C一呼吸置いて、元の位置にゆっくり戻します。
D反対も同様に行います。(5〜10往復で十分です。)
是非ともご家庭で行ってみて下さい。
今年度、ぼだい樹通信最終号となり一年間色々な内容のものをご紹介させて頂きました。
来年度も、ご家族様に役立つ情報などご紹介させて頂く予定ですが、もしこんな情報を載せてほしい、この内容が知りたい等あれば、是非とも職員の方に声をかけて下さい。
意見箱の方に入れて頂いても構いません。また、同時に家族会で取り扱ってほしい内容でも構いません。
ご意見お待ちしております。
3月に入り、季節の変わりめです。
ご家族様も、風邪などに十分気をつけて、日々お過ごし下さい。
また、来年号も宜しくお願いします。
(編集委員)
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