謹んで新春の御慶びを申し上げます |
入所者様、ご家族の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 また、日頃の当施設の運営に対するご支援、ご協力に厚く御礼申し上げます。 本年におきましても、より良いサービスをご提供させていただき、さらには魅力ある施設づくりを目指して職員一丸となり、努力する所存でございます。 |
皆様におかれましては、当施設の役割や機能をご理解いただき、昨年同様にご協力を賜り ますようお願い申し上げます |
皆様のご多幸を心から祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。 |
介護老人保健施設ぼだい樹 施設長
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餅つき大会
12月4日、11日と1階フロア・2階フロアそれぞれで恒例の餅つきを行いました。年の瀬のこの季節、皆さまやはり昔のことを思い出しながらか楽しそうに餅つきの様子を見ていらっしゃる姿が印象的でした。
薫るもち米の匂いが何とも言えず、日本の文化を思わせてくれて「ああ、日本人で良かったな」としみじみ感じていました。餅をつくのは職員だけではなく、入所者の皆さまや保育園の園児たちにも手伝って頂きました。自ら進んで杵を手に取ってくださる方、照れながらも、それでもしっかりと餅をついてくださる方など…。また餅を丸い形に整える作業も皆さまに手伝って頂きました。
餅はそれぞれ「あんこ餅」「ずんだ餅」「梅昆布茶あん餅」の3つの味で楽しんで頂きました。皆さまはどの味が一番美味しかったでしょうか?
最後は一本(一丁)締めで餅つきの場を締めることとなりましたが、最初から最後まで古き良き日本の風習で終わり、改めて日本人で良かったと思うのでした。
●発生原因(感染経路)感染経路は、次の3通りに分類されます。
・経路1【食中毒】
生又は加熱不十分な二枚貝(食品→人)汚染された二枚貝を生で、又は十分に加熱しないで食べることにより感染します。
・経路2【食中毒】
二次汚染(人→食品→人)※この原因の食中毒が増えています。
感染した人が手をよく洗わずに調理をすると、手や調理器具から食品にウイルスが移り、この食品を食べた人が感染します。
・経路3【感染症】
人から人に感染
感染した人の嘔吐物や便を処理した人が手をよく洗わずに、汚染された手で食事をすること等により感染します。
感染した人や嘔吐物などを処理した人が手をよく洗わずに、触れたドアノブやタオルな ども感染源となります。
汚染場所を十分消毒しないと残ったウイルスが空気中に飛散し、この粒子を吸い込むことでも感染します。
●主な症状
感染してから24時間〜48時間(平均36時間)後に、嘔吐、腹痛、下痢(水のような下痢)、発熱(38℃以下)などの症状が現れます。
・通常3日程度で回復しますが、抵抗力の弱い子供や高齢者は、重い症状になることがあります。
・回復後も通常1週間から長い時は1ヶ月程度、便の中にウイルスを排泄することがあります。
●予防方法
手洗いが最大の予防!
・「調理前」「食事前」「トイレ後」などは、しっかり手を洗いましょう。
・手洗い後に使用するタオル等は清潔なものを使用しましょう。しっかり加熱、しっかり消毒!
・食材は中心部までしっかり加熱しましょう。目安は85℃以上1分間以上です。
・ノロウイルス食中毒は貝の鮮度と関係ありません。「新鮮だから安心」は間違いです。
・調理器具は、十分に洗浄して、熱湯や塩素系漂白剤で消毒しましょう。感染者からの感染を予防!
・便や嘔吐物を処理する時は、使い捨てのマスクと手袋を着用しましょう。
・汚染された場所は、塩素系漂白剤を含ませた使い捨てのタオルなどで拭き取りましょう。
この季節よく耳にするものにインフルエンザ、ノロウイルスによる感染性胃腸炎、肺炎があります。感染予防の対策には、うがい・手洗いが重要です。
今回ここで取り上げる肺炎は日本人の死亡原因の3番目となっており高齢者にとっては危険な病気です。一口に「肺炎」と言ってもブドウ球菌・肺炎球菌・インフルエンザ菌が原因となる細菌性肺炎。インフルエンザウイルス・アデノウイルスが原因となるウイルス性肺炎。細菌よりは小さくウイルスよりは大きいマイコプラズマ肺炎。高齢者に多い誤嚥性肺炎などがあります。(ちなみにテレビコマーシャルでよく耳にする「肺炎の予防接種」は肺炎球菌に対して重症化を防ぐ事を目的としたワクチンです)
今回は、高齢者に多い誤嚥性肺炎についてご紹介いたします。
誤嚥性肺炎の発症には、食べ物の誤嚥以外にもムセない誤嚥があります。このムセない誤嚥には二つの要因があります。一つ目は喉の奥の粘膜に細菌の巣ができ、細菌を含んだ唾液などの分泌物を絶えず誤嚥することで起こります。二つ目は夜間就寝中に少量の唾液や胃食道逆流物が気管に流れ込み細菌が気管から肺に入り込むことで起こります。
予防としては
@口腔内を清潔に保つ
A食事に意識を集中できる環境を整える
B高齢者は円背のため飲み込みづらさ、強く咳き込む力の低下がみられるため食事の姿勢に注意が必要
C食後すぐに横にならない。夜間も少し上半身を起こし顎を引いた姿勢をとる
D口腔内の筋力の低下を予防し勢いよく吐き出せる呼吸訓練を行う
一度誤嚥性肺炎を発症してしまうと気道粘膜はなかなか回復しないために粘膜の感覚が麻痺してしまい、誤嚥していても咳が起こりにくくなり、誤嚥した食べ物を有効的に喀出できないために誤嚥性肺炎を繰り返す危険があります。
これからますます寒い日が続きます。
あっちこっちのお風呂屋さんめぐりをして
今年も寒さを乗り切りたいと思います。
(編集委員)
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