東川下小学校交流会
10/29、11/13、11/20の3回にわたり、東川下小学校との交流会を開催致しました。
11/13は東川下小学校の学習発表会を見学させていただきました。
子どもたちがこの日のために一生懸命練習した学習発表を、“小学校”という普段行く機会のない場所で見ることによってその感動は大きかったと思います。子どもたちに合わせて少し低い目線に作られた校舎内。どこか懐かしさを覚えながら、皆さんそれぞれの思い出と重なったことでしょう。
10/29、11/20は東川下小学校の子どもたちをお招きし、折り紙やカルタなどの昔懐かしい遊びを一緒に行ったり、歌やリコーダーの演奏などを聞かせていただきました。一緒に活動をしている姿は、昔の遊びを孫に教えている姿にも見え、とても温かい時間の流れを感じました。合唱も昔懐かしい歌や、現代で歌われている私たちの知らない歌も、一生懸命歌ってくれているのを感じることができ、心に響くとても素晴らしいものでした。
昨今、家庭環境の変化や時代変遷により高齢者と子どもたちの関わりが薄くなることが危惧されるようになってきました。ご家族様や私たち福祉従事者だけが高齢者に関わるのではなく、地域において広い世代間での交流は相互に良い影響・刺激をもたらすと考えられ、今後もますます重要視されます。
今後の東川下小学校との交流も楽しみに、また大切にしていきたいと考えています。
インフルエンザの季節になりました。
毎年12月から3月頃にかけて猛威をふるい日本だけでも年間およそ1000万人かかる病気です。インフルエンザはいったん流行し始めると短時間で一気に広がるので注意が必要です。一般的な風邪に比べて進行が早く、重症化しやすいのもインフルエンザの特徴です。
特に気をつけなければならないのが高齢者や乳幼児で、ひどいときには命にかかわることもあります。抵抗力の弱い高齢者や乳幼児がインフルエンザにかかると、持病が悪化したり合併症を引き起こしたりすることがあるので注意が必要です。
突然高熱が出たり関節が痛くなったりするのはインフルエンザの兆候ですが、場合によっては普通の風邪と区別のつかないこともあります。調子が悪いと思ったら早めに医療機関で診察を受けるようにしましょう。
<インフルエンザの感染ルート>
飛沫感染・・・感染した人が咳やくしゃみをすると水滴(飛沫)が飛び、それを別の人が吸い込むと感染してしまう。
接触感染・・・感染した人がウイルスのついた手で周りのものに触り、そこから別の人に感染するもの。
●インフルエンザを〔うつさない〕〔うつされない〕ために
★マスク・・・インフルエンザにかかった人がマスクをするほうが感染を防ぐ効果が高いといわれていますが、感染しているかどうかにかかわらず常に着用するように心がけましょう。口から鼻まで完全に覆って隙間ができないようにしましょう。使用後のマスクは放置せず、すぐごみ箱へ捨てましょう。
★手洗い、うがい・・
外出から帰ったら、こまめに手洗いしましょう。洗い終わったら清潔なタオルできちんと拭き取ることも忘れずに。ウイルスを死滅させるためには、アルコール消毒も効果的です。うがいには、喉を潤わせることでウイルスが体内に侵入しにくくする役目があります。手洗いと一緒にうがいも習慣づけましょう。
★予防接種・・・
ワクチン接種には、インフルエンザが発症する可能性を減らす効果と、発症したときに重症化を防ぐ効果があります。一般的にワクチンの効果が続くのは5ヶ月ほどです。抗体ができるまでに2週間ほどかかるので早めの接種を心がけましょう。
さる11月13日、第20回家族会が開催されました。朝に雪が舞い、寒い中19名のご家族様にご参加をいただきました事、改めてお礼申し上げます。
今回のテーマは、『高齢者のスキンケアと褥瘡の原因と予防について』でした。
内容は、最初に冬場に多い老人性乾皮症の症状や原因、スキンケアのポイントを説明しました。その後、褥瘡(床ずれ)の出来やすい体の部分を実際にベッドに横になった職員の身体で確認して頂いたり、褥瘡予防マットに触っていただくなどしました。
また、私物を利用されている入所者のご家族様には、摩擦の少ない綿100%の下着を出来るだけ用意して頂きたいことや、足首を締めつけない靴下を選ばれるようお願いしました。臀部の皮膚への負担を少なくする褥瘡予防クッション(低反発クッション)の紹介も行ないました。
今後も皆様の知りたい情報を提供していきたいと思っておりますので、ご意見やご要望を 遠慮なくお聞かせください。
当施設では、入所者様に出来るだけ多くの外出及び外泊の機会を、ご家族様と一緒に過ごしていただきたいと思っております。年末年始、ご多忙な時期かと思いますが、年に一度の大晦日、お正月を入所者様と家族団欒にて過ごされ、素晴らしい思い出を作られてはいかがでしょうか?是非ご検討をお願いします。
≪外出泊の注意事項≫
@必要な医療の提供は、原則的に施設内で実施することとされています。
外出泊時に医療機関に受診する時は、必ず事前に当施設の職員(看護師)へご相談ください。(緊急時は除きます)
A外出泊中少しでも様子がおかしい(食欲がない・熱っぽい・反応が鈍い等)と感じた場合は、お早めに当施設までご連絡ください。
また、環境の変化にて混乱したり、突発的な行動に到る場合もございますので、常に所在確認と見守りをお願いいたします。
B帰所時間の変更や外泊日数の変更については、まずはお電話でご相談ください。(お薬、お食事の準備がございます)
早いもので今年も師走を迎え、また一つ歳をとるのかと、ため息をついています。
それとともに、一年無事に過ごせたことに感謝し、
よい年の瀬を過ごしたいと思っております。
(編集委員)
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