藻岩山
9月5日(水)・12日(水)は外出レクとして藻岩山に行き、モーリスカーに乗り景色を楽しんで頂き、その後はレストラン『とんでん』で昼食を味わって頂きました。
今年は残暑も長く、暖かい中での外出となりました。朝から不安な天気の日もありましたが、何とか現地に到着する前にはお天気となり、無事に外出レクを実施することができました♪
今回で今年の外出レクは最後となりましたが、皆様の笑顔で終えることができ、良い締めくくりとなりました。
これからはだんだんと寒い季節を迎えますが、ご家族様に参加して頂く行事もたくさん予定しておりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します!!
褥瘡予防対策委員会では、色々な職員研修を行っていますが、今回は、その中でもつい最近行われた『高齢者の皮膚の特徴・スキンケア』について簡単にご紹介したいと思います。
○高齢者になると、皮膚の再生に時間がかかるようになり、組織内のコラーゲンなどが減少し、また、過度の清潔週間や、熱いお湯での入浴等により、表皮が剥がれやすく、外界からのアレルゲンや微生物の進入が容易で、物理的・化学的刺激に弱い肌になってしまいます。
○多い症状は「乾燥」・「掻痒」・「皮膚の侵軟」・「湿疹・皮膚炎」・「異常な角化」です。
「乾燥」は、冬の暖房や、石鹸の使いすぎ・お風呂でのこすりすぎ等も一因となります。
「掻痒(かゆみ)」は、引っ掻くことで皮膚の状態を悪化させ、更にかゆみを呼ぶ悪循環を起こしてしますので注意が必要です。
「皮膚の侵軟(蒸れ)」は、皮膚のバリア機能が低下し、細菌感染を起こしたりします。
「湿疹・皮膚炎」は、衣類による擦れや絆創膏・軟膏なども原因となります。
「角化」は「たこ」や「うおのめ」などで、一度出来ると、その部分がますます圧迫されて、さらに厚く大きくなってしまいますので、厚くなった角質の芯を取り除く必要があります。
○スキンケアとは「皮膚の生理機能を良好に維持、あるいは向上させる為に行うケアの総称」であり、「皮膚の洗浄・清潔」・「保湿」・「保護」の3段階に分けられます。
各種刺激物を「洗浄」などで取り除き、乾燥を避け「保湿」し、軟膏やクリームなどで新たな刺激から「保護する」事で皮膚の生理機能を良好に維持することが出来ます。
以上ごくごく簡単にご紹介させて頂きました。
更に詳しい内容につきましては、来所された際にスタッフまでお気軽にお尋ね下さい。
出来る限り詳しくお答えしたいと思います。
今回はよくある症状のお腹の痛みについてお話しします。
腹痛は消化器・泌尿器・婦人科領域・血管・筋肉・腹膜など腹腔内にあるあらゆる器官の変化でおきます。それだけではなく心臓などの病気でも起こり、病気の中で腹痛を主症状とするものが最も多いと言われております。にもかかわらず、痛みの程度や部位、性質、随伴症状などで原因となる病気がある程度推測できるのが腹痛でもあります。
・腹痛のある時は、体位によっては呼吸をしやすくしたり、痛みを和らげます。
(膝を曲げ、腹部の緊張をとります。又は、横向きになって膝を深く曲げます。ベルト・ズボンを緩める。)
・原因がわからない時は、絶飲食にする。
・腹部を安易に暖めたり、冷やしたりしない。
・安易に鎮痛剤や下痢止めなどを飲ませない。
施設では、他の随伴症状がない場合は、便の状態による腹痛なども多く、腸蠕動を確認したり、下剤の内服やグリセリン液注入で排便促進を促したりします。医師の指示のもと、状況によって腹部X−Pの検査をすることもあります。また、状態観察によって、内科受診をすることもあります。
すっかり秋になり一段と寒くなってきました。
みなさんもお腹を冷やさないように気を付けて下さい。
(編集委員)
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