交流会
11月17日(水)に東川下小学校の6年生が60名程来所され交流会を実施しました。
今年は、小学生が歌・リコーダー班、紙芝居・絵本班、劇班、よさこい班、ダンス班、組体操班に分かれそれぞれ1階、2階で演奏や演技を披露してくれました。
小学生と交流する機会の少ない入所者様は、日常生活の中では見ることのできない表情や手拍子などをしながら楽しい時間を過ごし、涙を流して感動している方もいました。
歌とリコーダーでは入所者様と児童が『ふるさと』を一緒に歌い、素晴らしいコーラスになりました。2階では組体操をしながら習字を書き、大きな歓声があがりました。
小学生たちも元気一杯に入所者様のアンコールにも応え、存分に日頃の活動の成果を発揮していました。
東川下小学校の皆さん、毎年訪問していただきありがとうございます。
来年以降も交流は継続する予定です。楽しみにお待ちしています!!!
30名近いご家族様の参加のもと、11月24日(水)今年最後の家族会を開催しました。
【当日の進行内容】
@認知症の種類と症状について
・物忘れと認知症の違いとは
・脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症の説明
Aアルツハイマー型認知症・最新情報
・10月31日(日)放送のNHKスペシャル視聴
B『物忘れ』と『認知症』クイズ
・クイズを9問出題し、『物忘れ』か『認知症』かチーム毎に選択して頂く
家族会の内容を簡単に解説させて頂くと…
認知症とは、「年のせい」では起こらないようなひどい物忘れや判断力の低下を起こします。記憶する力、思い出す力、今の時と場所、周囲の人や状況を判断する見当づけの力、思考をめぐらす力、蓄えた知識と照合して判断や行動に結びつけていく一連の知的な働きが次第に落ちて、自立した生活ができなくなっていく過程と考えられています。
・脳血管性認知症 :
男性に多く、脳梗塞や脳出血の後遺症の1つとして考えられる。
・アルツハイマー型認知症:
女性に多く、脳の病的変化をもった認知症。
徐々に発症し、年齢を重ねるごとにかかりやすくなる。
Aでは、
認知症を治療する新薬が開発されつつあることや認知症予防ための最新情報として生活習慣病(糖尿病・高血圧)との関連性が明らかにされていることを見て頂きました。
そして、最後にクイズを行ないました。
問題:
会話に「あれ・それ・あそこ」が多く、
「あれ」って何?と尋ねても、
「あれさ、あれ」とあれ自体がわからない。
これは、『物忘れ』or『認知症』どちらでしょうか?
正解は『認知症』です。
ご家族様からも質問がありましたが、普段の会話の中でよく耳にするフレーズです。
しかし、「あれ」自体が全くわからないとなると認知症です。
【認知症の方への対応について】
・自尊心を傷付けない、無理強いをしない
・受け止める、納得がいくように話をする(あいまいにしない)
・相手のペースに合わせる、急がずにゆっくりと
・(言葉や表情などで)安心感を与える関わり
今頃急に寒くなってきました。
ユニクロなどで販売されている、
今流行の暖かさを逃さない下着を買い、
冬将軍に備えようと思っています!
(編集委員)
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